「腐植と農業」カテゴリーの記事一覧
☆明けましておめでとうございます☆
カテゴリー:腐植と農業
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
今年のお正月は、全国的に厳しい寒さに見舞われましたが、
長い年末年始のお休みで
のんびりリフレッシュされた方も多かったことと思います。
打って変わって今日(1月5日)は、全国的に穏やかな気候、
今日からの初出、気持ちよく迎えられたことでしょう。
しばらくはお正月気分が抜けないかも知れませんが、仕事に、プライベートに
今年一年、皆様にとって良い年でありますよう祈念いたします。
さて、一昨年の神戸商工会議所主催の「“商農工連携”商品・サービス開発事業」に採択された、
「低硝酸態窒素ほうれん草の栽培と流通」事業ですが、
引き続き昨年の稲刈り後の田圃を利用し、
ほうれん草の栽培がスタートしました。
KET鉄触媒を利用し、牛糞或いは鶏糞を短期間で堆肥化、
その腐植型堆肥を利用し栽培を行うのですが、
昨年末の時点で硝酸態窒素は700ppm以下(全国平均の三分の一以下)、
糖度は9.5以上(全国平均の1.36倍)とまずまずの生育状況となっています。
ただ、昨年末から年明けにかけての寒波の影響で、生育スピードがスローダウン。
そのため、店頭に並ぶのは早くて今月20日以降になる予定です。
前回は栽培面積も少なく、「I」スーパーマーケットの2店舗にしか並べられなかったのですが、
消費者の評価も上々とのことで、今年は出来るだけ「I」スーパーマーケット全20数店舗に並ぶようにと思っております。
販売が始まりましたらご案内しますので、
お近くの「I」スーパーマーケット(兵庫県と大阪府)でお求めいただければ幸甚です。
今年4月からは生鮮食品についても、科学的エビデンスがあれば、
その機能性を表示できるようになるため、
今まで「硝酸態窒素」とは何かについて殆ど公になっておりませんでしたが、
徐々にクローズアップされてくるものと思います。
デリカフーズ株式会社が何年間にもわたって全国の様々な野菜
2万検体以上の分析を行った結果、硝酸態窒素が低い作物は、
糖度も高く、抗酸化力も高く、ビタミン含量も高いことがわかっております。
(詳しくはこちらの本で!)
つまり、硝酸態窒素が低い作物は、美味しくて機能性の高い作物であることの証ということ!
日本にはまだありませんがヨーロッパでは、
野菜に含まれる硝酸態窒素(硝酸イオン)の量の制限があり、
基準を超えるものは原則販売できません。
日本もいずれEU同等の基準を採用するかもわかりませんね。
当社はより「安全・安心」で「美味しい・機能性の高い」作物栽培の普及と流通に
これからも尽力してまいりますので、
皆様、応援宜しくお願い致します。
硝酸態窒素という「劇薬」!?
カテゴリー:腐植と農業
物騒な題名ですね。
実はこれ、平成26年4月1日初版発行のつい最近映画化もされた「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏の「今すぐしなくてはならないこと」という本に書かれていた一節の見出しです。
硝酸態窒素は確かに人間にとっては害こそあれ全く必要のない物質です(独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所)。
日本では、飲料水中や食品添加物中の量の規制はありますが、作物、特に葉もの野菜(葉菜類)に多くふくまれるのですが、規制がありません。しかし、EUでは規制があり、また日本に輸入する家畜の牧草中の量にも規制があります。
詳しくは農林水産省の資料をご覧下さい。
日本では何故野菜などの規制がないのでしょうか、不思議ですね。
硝酸態窒素といってもほとんどの人が「どんなもの?何故よくないの?何に含まれているの?」などなどご存知ありません。
実際プロの農業生産者にしても知らない人がいらしたり、農作物の流通業者にしても知っている人はわずかです。
「人にとって害こそあれ全く必要のないもの」なんて出来れば摂取したくないですよね。
何故葉菜類中に多く含まれるのか、それも特に日本の葉菜類に比較的多く含まれているのか・・・・・については、野菜茶業研究所の「野菜中の硝酸イオン低減化マニュアル」を参照ください。
マニュアルを見ていただくとお分かりいただけると思いますが、日本全国統一した方法というものはありません。またその方法も結構めんどうなものですが、安定的に硝酸態窒素を減らすことが出来ないのが現状です。
一寸心配ですね!
でもご安心ください。
昨年秋から今年3月まで実施した神戸商工会議所主催の「商農工連携事業」で、㈱兵庫大地の会で栽培していただいた「低硝酸態窒素ほうれん草」をいかりスーパーマーケットさんで全量取り扱っていただいた件に関するブログをご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、
当社が販売する特殊な鉄触媒(液体)を利用するだけで、後は通常の慣行栽培を行うことで、ほぼ100%低硝酸態窒素作物を栽培することが出来ます。これって、実は画期的なことなのです。
硝酸態窒素を減らすことで、作物の甘み・旨みが増し、高品質の作物栽培が可能になるこの栽培法を、もっともっと普及させ、より安全で美味しい機能性豊かな作物を皆様の食卓にお届けしたいと考えておりますので、応援宜しくお願いします。
アッ!そうそう、木村秋則さんの本に書かれている文章を最後にお伝えします。
「硝酸態窒素という劇薬が日本では放置状態」
(前略)ウシの飼育について驚くべきことがあるのです。
ウシは放たれた草地で自分が排泄したフンの場所の草を、5年間は食べないと言われています。その理由は、ウシは本能によってそれが毒であることを知っているからです。
(中略)5年という期間のなかで排泄物は風化され、土に戻って無毒になる。ウシはそこに生えた草を食べているのです。(後略)
つまり、このことが前述した「日本に輸入する家畜の牧草中の量にも規制があります。」の理由です。
次回以降でも木村秋則さんの本の内容を引用しながら、「環境負荷低減」と「食と安全」についてお話します。
幸せイチゴ園♪
カテゴリー:腐植と農業
先日、脱サラしイチゴ栽培農家になったサラリーマン時代の元部下のイチゴハウスに初めて行きました。
サラリーマン時代の取引先元支店長に誘われたので、行く事ができました。
お世辞にもきれいなイチゴハウスとは言えませんが、赤く美味しそうに熟れたイチゴがたわわに実っており、就農2年目の脱サラ農家としては立派なイチゴ畑だと思います。
美味しそうに赤く完熟状態の大きなイチゴを摘み、食べてみましたが、とても甘く酸味もあり濃い味の美味しいイチゴです。
アスカルビーという奈良県で開発された美味しい品種で糖度も15ぐらいにまでなるイチゴですが、プロのイチゴ農家と比べても美味しいと言えるイチゴです。
福田君の研究熱心のたまものではありますが、よくよく考えてみると、昨年の土作りの際に腐植化促進剤「AgriPro」使用を勧め、その効果もあったものと考えます。
今年も収穫後の秋の土作りに利用してくれますが、ますます美味しいイチゴが出来ることと思います。
美味しい完熟イチゴ!
皆さんも是非食べてみてください♪♪