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森の恵み木酢ライフ

硝酸態窒素という「劇薬」!?

カテゴリー:腐植と農業

物騒な題名ですね。

実はこれ、平成26年4月1日初版発行のつい最近映画化もされた「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏の「今すぐしなくてはならないこと」という本に書かれていた一節の見出しです。

硝酸態窒素は確かに人間にとっては害こそあれ全く必要のない物質です(独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所)。

日本では、飲料水中や食品添加物中の量の規制はありますが、作物、特に葉もの野菜(葉菜類)に多くふくまれるのですが、規制がありません。しかし、EUでは規制があり、また日本に輸入する家畜の牧草中の量にも規制があります。

詳しくは農林水産省の資料をご覧下さい。

日本では何故野菜などの規制がないのでしょうか、不思議ですね。

硝酸態窒素といってもほとんどの人が「どんなもの?何故よくないの?何に含まれているの?」などなどご存知ありません。

実際プロの農業生産者にしても知らない人がいらしたり、農作物の流通業者にしても知っている人はわずかです。

「人にとって害こそあれ全く必要のないもの」なんて出来れば摂取したくないですよね。

何故葉菜類中に多く含まれるのか、それも特に日本の葉菜類に比較的多く含まれているのか・・・・・については、野菜茶業研究所の「野菜中の硝酸イオン低減化マニュアル」を参照ください。

マニュアルを見ていただくとお分かりいただけると思いますが、日本全国統一した方法というものはありません。またその方法も結構めんどうなものですが、安定的に硝酸態窒素を減らすことが出来ないのが現状です。

一寸心配ですね!

でもご安心ください。

昨年秋から今年3月まで実施した神戸商工会議所主催の「商農工連携事業」で、㈱兵庫大地の会で栽培していただいた「低硝酸態窒素ほうれん草」をいかりスーパーマーケットさんで全量取り扱っていただいた件に関するブログをご覧いただいた方もいらっしゃると思いますが、

当社が販売する特殊な鉄触媒(液体)を利用するだけで、後は通常の慣行栽培を行うことで、ほぼ100%低硝酸態窒素作物を栽培することが出来ます。これって、実は画期的なことなのです。

硝酸態窒素を減らすことで、作物の甘み・旨みが増し、高品質の作物栽培が可能になるこの栽培法を、もっともっと普及させ、より安全で美味しい機能性豊かな作物を皆様の食卓にお届けしたいと考えておりますので、応援宜しくお願いします。

アッ!そうそう、木村秋則さんの本に書かれている文章を最後にお伝えします。

「硝酸態窒素という劇薬が日本では放置状態」
(前略)ウシの飼育について驚くべきことがあるのです。
ウシは放たれた草地で自分が排泄したフンの場所の草を、5年間は食べないと言われています。その理由は、ウシは本能によってそれが毒であることを知っているからです。
(中略)5年という期間のなかで排泄物は風化され、土に戻って無毒になる。ウシはそこに生えた草を食べているのです。(後略)

つまり、このことが前述した「日本に輸入する家畜の牧草中の量にも規制があります。」の理由です。

次回以降でも木村秋則さんの本の内容を引用しながら、「環境負荷低減」と「食と安全」についてお話します。

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