「国際土壌年2015」・今年は“土の健康”に注目!
カテゴリー:腐植と農業
今年は国連の「国際土壌年2015」です。
土の果たす役割を広く知ってもらうために各国で色々なイベントや
試みが行われている。
「国際土壌年2015」は、国連食糧農業機関(FAO)とFAOが
各国に呼びかけて設立された「地球土壌パートナーシップ(GSP)」
が主導しており、各国の土壌研究機関など幅広く参加して、様々な
活動が行われている。
食糧安全保障と生態系機能の大切さについて理解を深めていこう
ということで、その達成に向けた目標も立てられた。
今地球上で食糧生産に欠かせない「土」の1/3が悪化しているといわれ、
国連の推計によれば、世界中で8億人以上が飢えや栄養失調に苦しんでおり、
「土」の悪化はその原因にもなっている。
国連の藩基文(パン・ギムン)事務総長は、「土壌は農業の基礎であり、
生態系サービスや食料、飼料、燃料、繊維、そして医薬品といった生活に
必要不可欠なものを我々に提供している」と述べた。
さらに、土壌は有機炭素の最大の蓄積先であり、地球規模の気候変動の
影響をやわらげるために重要であることや、貯水源としての役割に
ついても強調。「健全な生活は、健全な土壌なしには考えられない」と
持続可能な土壌管理の大切さを訴えている。
現在、世界各国で国際土壌年にちなんだ様々な企画が進行中で、
日本でも、ウェブサイト「国際土壌年2015応援ポータルサイト」
で土壌に関するイベントなどの情報を得ることができる。
・地球上で食糧生産に欠かせない「土」の1/3が悪化している
・「土」の悪化により、世界中で8億人以上が飢えや栄養失調に苦しんでいる。
農業は「土壌」が基盤で、「土壌」には地球上のすべての物質(元素)が
含まれ、多種多様な生物が共存しバランスを保っている。
人類は、農耕を始めて以来、森林を伐り開き、土壌と植物の共生関係を
大きく変更してきた。
西アジアからギリシャ、ローマとその中心を移動させていった古代地中海文明は、
森林を排除し、蓄積された土壌養分を消費することによって栄え、
そして衰退していった。
また、近代農法では、農薬や化学肥料の過剰施用が、生物反応と養分循環の
バランスを崩すこととなり、作物栽培に障害を生じさせている。
その「土」を蘇らせることは、今地球上で8億人以上の飢えや栄養失調で
苦しんでいる人々を救うポイントとなるだけでなく、このまま「土」の
荒廃がすすむことでより多くの人が同様の状況に置かれかねない事態です。
作物の生育に心地よい「土」とは、地球環境にも心地よく、人や地球上の
全ての生あるものにとって心地よい「土」と言えます。
「土」を蘇らせるとは、「腐植物質(フミン酸、フルボ酸)」
を生成させることでもあります。
「腐植物質」は単独の物質として地球上の一切の物理的、化学的、
生物的な様相に大きな影響を及ぼすことから、
土の中でも様々な役割を果たす重要な物質です。
「腐植物資」の存在が、より早く「土」を蘇らせ、また作物の生育にも
大いに貢献します。
WIN・TEC㈱は、「人と自然の調和を形に」の理念の下、
自然界では有機物が分解・縮重合し生成されるのに50~100年かかると
言われる腐植物質を、短期間で生成させるKET腐植化促進剤により
「土」の蘇生と地球環境保全、それに安全・安心の美味しい機能性作物
の栽培に貢献してまいります。