木酢液で自然派ガーデニング
カテゴリー:農業・園芸への利用
木酢液は古くから土壌改良、堆肥化促進、それに野菜や果物の味の向上や病害虫にも
負けない健康な植物体作りに利用されてきました。
そのような優れた木酢液は、自然派ガーデニングの素敵な味方といえます。
・葉面散布
500~1000倍に薄めて、毎日の水やりにご使用ください。
・土壌改良
除菌には10~20倍に薄めて散布してください。pHが下がりますので、
植え付けは1週間後に行いましょう。
100倍~200倍に薄めて散布すると、土をやわらかくふっくらさせ、水はけを
よくし、土中の有効微生物の増殖をはかります。
散布量は、薄めた状態でいずれも1平方メートル当たりに約1リットル散布します。
・堆肥作り
有機物の水分含量にもよりますが、微生物を元気付け堆肥化を促進する
意味から、200倍で薄めて有機物全体に散布してください。
好気発酵させるために切り替えしといって、有機物に酸素がいきわたるように
1週間に1度程度切り替えしを行ってください(上下をひっくり返す要領)。
・ナメクジに
木酢液は酢酸が主成分のpHの低い資材ですので、ナメクジがきらうようです。
大切な果物や作物のガードマンといえます。
・木酢液の大きな特徴
原液に近いぐらい濃度が高いと除菌作用が高くなるのですが、植物が枯れる
事があるので、濃い木酢液を直接植物にかけないように注意しましょう。
(土壌に濃い木酢液を散布しても1~2週間で元のpH戻ります)
逆に、100倍~1000倍に薄めると、植物にプラスに働きます。
このように濃度により作用が正反対ですので、成分が一定の木酢液を選ぶ事が
重要といえます。