炭と木酢液の“ネッカリッチ農法”とは
カテゴリー:農業・園芸への利用
農産物や畜産物の商品についてご覧になっている時に
「ネッカリッチ農法」という言葉を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
ネッカリッチ農法とは、
炭と木酢液を混合調整してできた商品名「ネッカリッチ」を農業資材として利用する農法のことで、家畜の飼料にも利用されています。
炭や木酢液を利用する農法では、ラッパのマークの大幸薬品㈱の子会社、大幸クレオソート㈱(現大幸TEC㈱)が、今から十数年前に北は秋田県から南は九州熊本県までの全国11箇所に普及させた炭と木酢液を使用した特別栽培米「木酢米」が有名ですね。
炭と木酢液を使用する事で、根張りがよく健全な稲に育ち食味も日本一と言われる魚沼産をも超える美味しいお米ができます。
その他、土壌に炭と木酢液を混ぜて、トマトやピーマン、きゅうりやレタスなど野菜を育てて収穫、
など、作物栽培に広く利用されています。
また、畜産では、
ネッカリッチを餌に混ぜて育てた、牛や豚や鶏。
ネッカリッチを餌に混ぜた鶏の産んだ卵、
鮭やぶり、うなぎなどの養殖魚の餌にネッカリッチを混ぜて飼育、
などが行われています。
ネッカリッチのように、炭や木酢液を飼料に混ぜる事で、
牛や豚、それに鶏が健康になり肉質も改善、また鶏卵は卵黄の色が濃く、盛り上がり(ウェハー)の高い味の濃い卵になります。全国的にも木酢液を飼料に入れた鶏の卵は、高級品として流通しています。
養殖魚については、ネッカリッチで内臓体積が必要最低限となり可食部が増え、健康で美味しい魚に育てる事ができるなど、
炭や木酢液は皆さんの食卓をより良いものにするためのお役にたっています。
また、炭や木酢液は、環境浄化やCO2削減にも貢献する優れものなんですよ!