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森の恵み木酢ライフ

田圃のガス湧き防止!

カテゴリー:腐植と農業

これから「腐植物質」と「農業」についての取り組みの報告をさせていただきます。

昨年から株式会社兵庫大地の会様と種々の取り組みを試験的に行ってき、「木酢日誌」の中でも一部取り上げご報告しておりますが、今年も継続し昨年よりも少し大きな規模で取り組むもの、今年初めて取り組むものなどについて今後随時報告させていただきます。

主役は「腐植物質」。

自然界では有機物が微生物により分解・無機化され植物の成長に寄与しますが、さらに50年から100年かけて生成される腐植物質なるものが様々な効用を発揮します。

長く木酢液に関わってきた私としては、改めて「自然の恵み」、「自然の偉大さ」を感じさせていただいております。

特殊な触媒を使用し、自然界では50~100年かけて生成される腐植物質を、専用機械利用の場合、8~20時間で、また堆肥化設備では堆肥化に90日程度かかりますが、それを30日程度で腐植型堆肥にする事ができます。

実は、腐植物質を短時間、短期間に生成する技術は世界初の技術で特許登録されております。

学術的にオーソライズされたのが、平成21年日本腐植物質学会、翌平成22年国際腐植物質学会とほんの数年前の事です。今でも引き続き様々な研究が北海道大学、神戸大学ほか多くの大学で行われております。

腐植についてのお話は今後折りに触れてお伝えする事とし、まずは今農繁期となっているお米の栽培について報告します。

㈱兵庫大地の会衣笠社長様の田圃では、毎年菜の花を栽培されその後菜の花を緑肥として田圃に鋤き込まれますが、鋤き込まれた菜の花が微生物により分解される際にガスを発生させ田植え後の苗に悪影響を及ぼします。

そこで、今年はガスの発生抑制(ガス湧き防止)に触媒を希釈し菜の花に散布、その後鋤き込むという簡単な方法を実施していただきました。

何故触媒?

実は、この触媒は有機物の分解促進の際に微生物のようにガスを発生させない作用があります。その結果、ガス湧き防止になるのです。

結果は期待通り。

[2013年6月8日]


田植え後の苗の活着も非常に良いとの事で衣笠社長にも喜んでいただきました。

緑肥に触媒を添加しているので、緑肥(有機物)が通常よりも早いスピードで腐植型の堆肥にかわっていきますので、稲の生育や品質の向上にも貢献できるものと思います。

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