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森の恵み木酢ライフ

「木酢豆知識」カテゴリーの記事一覧

木酢液と竹酢液の違い

カテゴリー:木酢豆知識

よく聞かれるのが、木酢液と竹酢液の違いについて。

竹も主要成分は木材と同じセルロース、ヘミセルロース、リグニンで構成されていますので、熱分解(炭化)条件が同じであれば、マクロ的には木材も竹もほぼ同じく酢酸を主成分とした200種類以上の有機化合物が得られるというのが、理論上正しい見解です。

もちろんミクロ的には、木材も樹種により多少の違いがあるように、竹と木材でも多少有機化合物の構成比には違いがありますが、マクロ的な事実を表現せずに、竹のイメージだけが先行した商品も多いのが木酢液(竹酢液)業界の現状です。

大きなくくりで木酢液という認識を持っていただいた方が、イメージに騙されず、良い商品を選ぶコツかもしれませんね。

(引用文献:簡易炭化法と炭化生産物の新しい利用(財)林業科学技術振興所)

木酢液が出来るまで

カテゴリー:木酢豆知識

まず最初は、木酢液がどのように出来るか専門的に解説したいと思います。

木材は、セルロース、ヘミセルロース、リグニンの主要3成分と抽出成分とで構成されています。主要3成分は高分子ですが、抽出成分(香りの成分など)は分子量が小さく、大きくてもせいぜい1000程度です。

木材を加熱していくと、主要3成分のうちヘミセルロースが180度付近で最初に熱分解を始め、セルロースが240度、リグニンが280度付近で熱分解を始めます。(主要3成分が激しく熱分解する温度範囲は、ヘミセルロースが180~300度、セルロースが240~400度、リグニンが280~550度です。)

低分子である抽出成分は、高分子である主要3成分が熱分解を始める前に揮散するか熱分解してしまいます。木材の熱分解が始まると煙が生じますが、これは木ガスと、空冷あるいは水冷によって液化する黒っぽい液体生成物に大別されます。

液体生成物は静置すると三層に分かれ、上層に軽質油分、中間に赤褐色の水溶性の粗木酢液、下層に黒い色の粘性に富んだ油状物の木タール、または沈降タールとなります。

中間層の粗木酢液を用途に応じた品質に仕上げる事で、販売されているような「木酢液」となり、様々な分野で利用できるのです。

当社ウィン・テックで使用している木酢液は、この粗木酢液を有効成分は残した上でとことん精製した純度の高いものだから、安全で価値が高いのですね。

 

(引用文献:簡易炭化法と炭化生産物の新しい利用(財)林業科学技術振興所)

 

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