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森の恵み木酢ライフ

㈱兵庫大地の会(夢前夢工房)での取り組み

カテゴリー:腐植と農業

いよいよ㈱兵庫大地の会 衣笠社長様の夢前夢工房で、硝酸態窒素低減葉物野菜の栽培試験がスタートします。



事前打ち合わせに訪問し、栽培圃場の確認や施肥法、使用堆肥の確認などをさせていただき、しっかり結果のでる資材の使用法を検討、後日栽培ご担当の下村様とも打ち合わせをさせていただきました。



今回使用していただく資材は、有機物が自然界で分解し、さらに長い年月をかけて縮重合し生成する褐色の高分子化合物である「腐植」を短期間に生成(腐植化)する腐植化促進剤です。

「腐植」はいわゆる土壌学と私が所属している日本腐植物質学会とでは定義が違いますが、その説明はいずれさせていただこうと思いますが、「腐植」が様々な作物栽培への効用を発揮いたします。

衣笠社長様は、大変勉強家で「腐植」の効用についてよく理解されておられ、また、自然界で有機物が「腐植」になるためには50年~100年以上かかる事もご存知でした。そのため私がご紹介した腐植化促進剤に大変興味をもたれたということです。

今回は、ホウレン草の硝酸態窒素低減栽培を行いますが、元々夢前夢工房様のホウレン草は一般のホウレン草に比べ格段に低い(1/5~1/10)硝酸態窒素含有量ですが、やはり大変な手間とご苦労をされ栽培されております。

今回の試験では、より簡単で短期間に収穫でき、現状よりもさらに硝酸態窒素低減のホウレン草を安定的に栽培する事が目的です。

今日まで、多くの硝酸態窒素低減葉物野菜栽培の実績がありますが、衣笠社長様の栽培法はすばらしく低い含有量を確立されておられるので、さらに低い含有量のホウレン草栽培は実際手ごわいものがありますが、1作、2作と栽培していくにつれ、安定した栽培法の確立ができるようになります。

一般に、エグミのない葉物野菜栽培には木酢液の葉面散布も効果的です。

家庭菜園では、こちらの方がずっと簡単ですのでお勧めしたいと思います。

(木酢液は品質のよい確かなメーカー品をご利用ください。)

木酢液は光合成の活性化を促すと考えられており、その結果硝酸イオンの還元同化が進むためです。

(次回へ続く)

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